お疲れさまでした。
春は、番組改編の季節。出演者の新旧入れ替えなどで、番組を卒業する出演者を送り出すための涙の演出などもつきもの。しかし、日テレの朝の看板番組『ZIP!』の場合は、3人もの“功労者”が番組から去るというのに、実にあっさりしたものだった。
2年半にわたって番組MCを務めた川島海荷(25)や、7年もの間、金曜日のレギュラーを務めていた鈴木杏樹(49)にも、最後に花束を渡すなどのセレモニーはなかった。
また、3月29日の番組終了後、局内で行われた100人規模の送別会には、川島こそ出席したものの、鈴木は仕事を理由に欠席するなど、盛り上がりに欠けるものだったという。
人気コーナー『MOCO’Sキッチン』で8年間もの間、番組を盛り上げていた、速水もこみち(34)も番組を卒業したが、送別打ち上げ会には出席せず、番組内でのあいさつすらなかった。
いったい何があったのか、視聴者も疑問に思ったことだろう。番組関係者はこう話す。
「実は、当初『ZIP!』スタッフは『MOCO’Sキッチン』を終わらせるつもりはなかったんです。それが、速水の事務所とのボタンのかけ違いで、終了することになってしまった」(日テレ関係者)
この騒動を報じた『デイリー新潮』によると、昨年、番組の視聴率低迷を脱するために『ZIP!』は、番組内連ドラ『生田家の朝』をスタートした。その間、『MOCO’Sキッチン』は2週間お休みということになったのだが、これを「打ち切り」と解釈した速水の所属事務所が、「どういうことだ」と日テレに猛抗議。これが、さらに日テレ上層部を怒らせてしまったのだという。
『生田家の朝』が終われば、また『MOCO’Sキッチン』に戻す予定だったが、事務所の抗議に合い、日テレ側は今後のトラブルを避けるため「だったら、速水には卒業してもらっても結構」ということになり、急遽卒業が決まったというのだ。
「鈴木に関しては本当に仕事が入ったための欠席だったのでしょうが、速水の場合、最後はけんか別れのようなものなんでしょう。だとしたら、打ち上げに出ないのも当然ですよね……」(放送作家)
3人の功労者を卒業させたが、なんとも後味の悪い話が聞こえてくる『ZIP!』。金曜レギュラーを務める吉田沙保里らを起用した新体制で視聴率は戻るのだろうか……。
2019.04.03 06:30 公開
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(出典 taishu.jp)